お知らせ

第1回みんなで考えるワークショップを開催しました

トピック2023/12/08

11月30日(木)、佐賀商工ビル7階会議室で、SAGAスマート街なかプロジェクト第1回ワークショップを開催しました。ワークショップでは、プロジェクトの概要説明やYahoo!のビッグデータを使った、データ分析とまちづくりの可能性を紹介し、ICT、IoTを活用し佐賀市中心市街地を楽しく便利にするアイデアを出し合い、4チームに分かれ、アイデアのブラッシュアップを行いました。

第1回のテーマは、「街なかのデータを、マーケティングやビジネスに生かそう」。
はじめに事業概要を地域デザイン総合研究所の牛島から、SAGAスマート街なかプロジェクトで実装している技術や取得しているデータについて説明。データを活用した地域課題解決の事例についても紹介しました。
続いて、「Yahoo!のビッグデータを使ってみよう」ということでDSINSIGHTについて、地域デザイン総合研究所の伊藤から説明しました。

ワークショップでは、「こんなデータがあったら中心市街地振興につかえそう」ということを、付箋に書き出す個人ワークを行いました。付箋を書いた人が、説明をしながら模造紙に貼っていきその際に似付箋を並べて〇で囲い、こんなことが出来そうとかだらがハッピーになるか、今こんな困りごとがあるとか、付箋(データ)の組み合わせをグループごとに考えました。

1番チーム:情報発信・情報の収集源として、3つにカテゴリに分けデータの組み合わせ等を検討しました。
①Now: 直近行動(今、これから)に伴う、周辺施設等の情報収集(トイレの場所や、店舗や施設の混雑状況など)
②リサーチ:事前に、訪問や行動予定の関連情報の収集(イベント情報、飲食店、交通機関やWifiや充電環境など)
③分析: これからに期待するものに関連する、データの活用法などを探る(観光客のルートマップ、駅から目的地までの距離表示、近隣物件情報)
3つのカテゴリ情報を、街なかメタバースとして(仮想空間)へ集約できれば、あらゆる活用が期待できる。

2番チーム:視線が多く集まったデータを集約するサービスをつくる。
スーパー等マーケティングデータを集計するものとしてとしてアイトラッキングの技術があり、それを中央大通りのお店や銅像、木などにつけて、視線が多く集まる=注目すべき価値ある施設・場所としてデータを集計する。
結果、イベントの開催や通行量の増加が考えられるほか、その場所の写真がSNSで拡散されて、より注目を集めて訪れる人がさらに増えるという循環ができて、賑わい創出につながる。

3番チーム:
環境・子供・施設など⇒佐賀市(遊び場・喫煙所・宿泊サービス)のデータ
県外市外から来た人の魅力情報、リアルなデータ(リアルタイムのイカ入荷情報など)
県外からの来訪者に「呼子のイカ」が食べたいとリクエストされることが多いが、イカの入荷状況は日によって異なり、把握が難しいため、リアルタイムで入荷状況がわかると便利。 

4番チーム:
「音楽が好きな人が集まる地域」や「スポーツの好きな人が集まる地域」など、民間で都市計画をするイメージで地域にラベリングをおこない、自分の趣味や生活にあった地域に住めるように、地域と自分のマッチングが出来るようにする。その効果として、地域の人と趣味でつながって孤独を防ぐことができたり、良好な関係を築くことで住み良いまちづくりにつながる等が期待できる。

また、今回のワークショップでは、Code for Fukuokaの徳永美紗さんにグラフィックレコーディングしていただきました。

次回のワークショップは、2024年1月25日(木)午後に開催予定です。
お気軽にご参加ください。

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