お知らせ

第2回ワークショップを開催しました

トピック2024/01/29

2024年1月25日(木)、第2回ワークショップを行い開催しました。

第2回のテーマは、「”街の賑わいを”みんなで考えるワークショップ」。
はじめに、事業概要を地域デザイン総合研究所(RDI)の牛島から、SAGAスマート街なかプロジェクトで実装している技術や取得しているデータについて説明。データを活用した地域課題解決の事例についても紹介しました。続いて「第1回ワークショップの振返り」として、グラフィックレコーディングを見ながら説明、その後、すでに2回発行している「SAGAスマート街なかレポート」(第1回)(第2回)の説明を行いました。

ゲストプレゼンテーションは、Yumake株式会社の佐藤代表、奈良先端科学技術大学院大学の松田先生、株式会社ウェブインパクトの木村代表から、それぞれの取り組みと当事業との連携の可能性についても、お話いただきました。

グループワークでは、4チームに分かれ「ビッグデータの仕組みを知る」ということで、実際に専用サイトで、どんなデータが格納されていて、どんな分析ができるのか、役に立ちそうなデータやデジタル技術を使って、他にこんなデータがあるとこんながわかるかもしれない。いろんなキーワードを付箋に書き出し、2枚を組み合わせるとこんなことが分かりそうなど、街なかの賑わいに役立つアイデアを出し合いました。

Aチーム:Aの地点からBの地点に行くまでに、Googleマップでは徒歩5分とでているが、実際には10分かかったという実績がわかる。であれば、その道中で何が起きている?「足止めしたくなる何か魅力があるのでは?」というところに着目し、話し合いをしました。
例えば全然変わらない信号機があったり、すごき大きい犬がいたりとか・・・。A地点からB地点の間のデータがわかれば、地点間のメリットデメリットがわかる。一つは魅力がわかり、ある面では課題がわかる。メリットは良い部分を伸ばしていくということがわかり、デメリットは改善ポイントを知り、直していくことで「賑わい」というのがわかるのではないか?また、実際現地に行ってみることで発見できる課題の解決にもなるし、伸ばす魅力になるのではないか?というアイデアがでました。

Bチーム:キッチンカ―を集めたイベントを開催し、ビッグデータを活用して年齢層や男女比のデータを取り、次のイベントの際に出展者側に情報として提供する。(高齢者が多ければ、高齢者向けのメニューをおすすめするなど)また、大学生の部活やサークルを巻きこんで大学の文化祭のようなイベントができれば面白いのでは?という意見も上がりました。
バスの時刻表について調べている人のデータを取り、佐賀市営バス無料デーに合わせて観光スポットの案内を作るというアイデアも出ていました。

Cチーム:駐輪場や駐車場など、人の移動に関わるところが大事だという話がたくさん出ました。ビッグデータで人流データや検索データ、市内で行われているいろんなイベント等を、情報として見られるようなデータがあると、観光や街歩きの際にロールモデルとなるようなコースを、こちら側が押し付けるというよりも、実際に観光や街歩きをしている人たちのルートをモデルコ―スとして作ることができるというアイデアがでました。 来訪する人の属性によっても違ってくると思いますが、その中で移動もどういうプランがあるか、ロールモデルの中に組み込まれていくのかなという意見が出ました。

Dチーム:「街の賑わいとは何か」について、「外に出ること」が一つのキーワードとなりました。佐賀市のいいところとして平野で自転車の利用が多いことからシェアサイクルの移動データと天候データをかけ合わせると「今日は出かけてみようか」ときっかけづくりにつながるのではないか。また、イベント情報が個々に発信されていて、個人がそれぞれのSNSアカウントや主催者のウェブサイトを見ないと情報が発信されていないことがよくある。イベントを入力すると開催場所がマップ表示され、イベントに参加している人やお店からのSNS投稿(リアルタイム情報)が同時に表示されることで、お出かけ情報を検索しやすくする仕組みがあれば等のアイデアが出ました。

また、今回のワークショップも、Code for Fukuokaの徳永美紗さんにグラフィックレコーディングしていただきました。

次回のワークショップは、2024年5月頃に開催予定です。概要が決まり次第、こちらのウェブサイトで公開します。
お気軽にご参加ください。

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