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第2回SAGAスマート街なかレポート発行しました
街なかレポート2024/01/11
SAGAスマート街なかプロジェクトでは、環境センサーデータや人流データの他、様々なビッグデータを収集蓄積しています。これらのデータを色々な切り口で分析し、佐賀市の街なか活性化に役立つ情報をまとめレポートしていくことにしました。どんな要因によって街なかの人の流れが変わるのか?消費行動は?など、街に賑わいを作るための戦略策定、街なか事業者のビジネス最適化、過ごしやすい街づくりのためにビッグデータからヒントを導きだします。このレポートは、一般社団法人地域デザイン総合研究所と佐賀大学、武蔵大学のインターンシップの学生チームが共同してレポートを作成しています。
第2回のテーマは「街なかの日常を探ってみた!?」
今回は「街なかの日常」をテーマに、街なかの来訪者はどこから来ているのか?平日と休日で来訪者の動きに違いはあるのか?来訪者はどんなことに興味関心を持っているのか?など、様々なデータをもとに分析してみました。
来訪元1位は平日・休日ともに「小城市」、2位は神埼市になっています。全体的には、平日と比べて休日の来訪者が少ない傾向にありますが、平日の来訪者の約8割程度の人は、佐賀市の街なかに訪れているようです。
上図のように「小城市」「神埼市」からの来訪者は、30代以下が半数を占めています。そして30代以下の人は休日も同じくらいの割合で佐賀市の街なかに訪れているようです。小城・神埼エリアに広報展開を検討される場合は、30代以下の若者やファミリー層向けに流行りのインスタグラム等のSNSを活用して広告を発信してみてはいかがでしょうか。
※1 来訪者:佐賀市以外に住居があると推定される人の内、中心市街地内に滞在していた人口です。
10代以下は通学中に街なかを通過していること、 20〜50代の多くは日中滞在していることから、仕事で来訪していることが推察されます ※2。
60代以上も平日は来訪者が多く、10時から12時頃にかけて増加し、ランチタイム以後ゆるやかに減少しています。比較的時間に融通が利くと想定される60代以上の人をターゲットに、少し早い時間帯からランチ営業を始めてみても良いかもしれません。
※2 10代以下を学生層、20代~50代を就業者層、60代以上を高齢者層として考察しています。
休日は全体的にランチタイムにかけて街なかに足を運ぶ人が多いようです。
また、20~50代は土曜日に夜の街なかを楽しんで、日曜日はランチタイムをピークとして、早めの時間帯から帰途につく人が多いようです。
一方、10代はランチタイム以降も夕方にかけて増加しており長い時間街なかに滞在している傾向がみられます。学生が勉強や部活等の合間に小腹を満たすことができるテイクアウトメニューは需要があるかもしれません。
「佐賀駅」と一緒に検索されているキーワードです。駅周辺のグルメ(ランチ・居酒屋)がよく検索されていることがわかります。女性はランチやカフェを、男性はラーメンや焼肉を検索しており、男女の嗜好の違いが良くわかります。駐車場についても良く調べられており、駐車場のある店舗はそれを強調すると良いかもしれません。
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- 第2回スマート街なかレポート PDF (ファイルサイズ: 737 KB)