お知らせ

第3回SAGAスマート街なかレポートを発行しました

街なかレポート2024/03/06

SAGAスマート街なかプロジェクトでは、環境センサーデータや人流データの他、様々なビッグデータを収集蓄積しています。これらのデータを色々な切り口で分析し、佐賀市の街なか活性化に役立つ情報をまとめレポートしていくことにしました。どんな要因によって街なかの人の流れが変わるのか?消費行動は?など、街に賑わいを作るための戦略策定、街なか事業者のビジネス最適化、過ごしやすい街づくりのためにビッグデータからヒントを導きだします。このレポートは、一般社団法人地域デザイン総合研究所と佐賀大学、武蔵大学のインターンシップの学生チームが共同してレポートを作成しています。

第3回のテーマは「Googleマップでお店を輝かせよう!!」

佐賀駅周辺では飲食店情報が求められている!
共起キーワード
典拠:ヤフー・データソリューション DS.INSIGHTの「佐賀駅周辺」共起キーワード(2023年)

「佐賀駅周辺」と一緒に検索されているキーワード(共起キーワード)は「グルメ」「ランチ」「居酒屋」等、飲食に関する内容が多いことがわかりました。また、コロナ禍の2020年から比較すると飲食関連の検索者数は年々増えています。この状況をうまく活用し、効果的に飲食店の広報をするために何が必要なのか調べてみました。

飲食店の情報はどうやって調べているの?
出かける先の情報手段
典拠:サガマチ・ランデブーアンケート「出かける先の情報を得る手段」より(2022年度)

外出先の情報を得る手段として、若い世代ほどインターネットを利用しているようです。グルメサイト、SNS、マップ等のプラットフォームが多様化しています。その中で、価値のある情報発信ができるよう、その時々で見極める必要があります。

※1 食べログ、ぐるなび等
※2 Googleマップ、SNS等
※3 友人知人、テレビ・ラジオ、フリーペーパー・雑誌 

GoogleマップのMEO対策とは??
グルメサイトの閲覧数は激減している
典拠:V-RESAS、Retty株式会社 Food Data Platform提供のデータから(24年1月25日に利用)

グルメサイトの利用者は全ての年代で一定割合いますが閲覧数は減少傾向にあります。
「グルメサイト離れ」が起きているようです。

今注目の「MEO対策」

MEO(Map Engine Optimization)という言葉をご存じですか?MEO対策とはウェブ地図で検索されたときに、上位で表示させるよう工夫をすることで、利用者の目に触れる機会を増やすマーケティング手法です。特に近年ではGoogleマップの利便性が増し、飲食店広報の新たなトレンドとして注目されています。Googleマップでは、正確で詳しい情報を日々発信することがMEO対策になります。

GoogleマップのMEO対策とは?
Googleマップの登録状況を調べてみた
Googleビジネスプロフィール登録状況

GoogleマップでのMEO対策はマップ登録が前提です。そこでサガマチ・ランデブー(https://saga-machi.jp/)に登録されている飲食店91店舗を調査※4してみたところ、Googleマップの登録率は100%でした。そこからさらにGoogleビジネスプロフィール(無料)に登録することで、利用者が周辺地域を検索して際に、自店舗の表示がされやすくなります。ビジネス プロフィールのビジネス情報の内容を充実させ、魅力的なものにしましょう。

※4 Googleマップで各店舗を調べ、情報が掲載されているかをチェックしてカウントしています。(調査期間:2024年1月24日~1月26日)

Googleマップへの情報登録
典拠: サガマチ・ランデブー参加店舗(飲食店)のGoogleマップ登録状況から

Googleマップは、利用者にとって有益で信頼できる情報が多いお店が上位に表示される仕組みになっています。そこで利用者の視点から「あった方がいいな」という情報をピックアップし、それぞれ登録率を調べてみました。

料理写真、メニュー写真、店内雰囲気

Googleマップにはお店のさまざまな写真を掲載できます。写真を掲載することでお店の雰囲気や料理、メニューの情報などをお客様に伝えられます。たくさんの写真を使ってお客様のシーンにあったお店選びをサポートしましょう。ただ、光が反射して見づらいメニュー写真などを登録されているお店もありました。掲載写真が適切なものになっているか、注意が必要です。

ネット予約

インターネット予約ができるお店は、Googleマップに予約方法として掲載しましょう。Googleマップから直接予約に進めると、お客様にとって予約のハードルが下がります。

ホームページやSNS等へのリンク

お店のホームページやSNSの情報を掲載し、お客様により細やかな情報を伝えたり、お客様と交流したりしてはいかがでしょうか。

支払方法

2022年における日本のキャッシュレス利用割合は36.0%※4です。支払情報が事前にわかると、キャッシュレス利用者が安心して来店できると思われます。

駐車場情報

街なかへの来訪手段の約40%※6が車であるにも関わらず、駐車場情報の掲載は8%でした。駐車場の情報(無料・有料、近隣駐車場等)は、お店選びの重要なポイントになると言えます。

Googleビジネスプロフィールのメリット
マップ

ビジネスプロフィールに登録すると「インサイト」という、さまざまなデータを分析できるツールも利用することが出来ます。インサイトを使うと店舗情報の閲覧数や、ルートの検索数などのデータを分析することが可能です。


放置は危険

ビジネスプロフィールを登録していない店舗は「オーナーに成り済ます者から店舗情報が改ざんされる恐れがある」「悪質な書き込みに対応が出来ない」などのリスクがあります。また、ビジネスプロフィールに登録していても営業時間の情報を正確に保つことやクチコミの管理と返信を行うことが重要※7です。

お気軽にご相談ください
(一社)地域デザイン総合研究所では、Googleマップの登録に関するご相談も受け付けています。

※5 経済産業省「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」(2023)
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230406002/20230406002.html (2024年2月7日取得)
※6  サガマチ・ランデブーのアンケート(2022)
※7 Googleビジネスプロフィールヘルプ‐「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja(2024年2月7日取得)

 

資料はコチラからダウンロードできます

    • 第3回スマート街なかレポート PDF (ファイルサイズ: 256 KB)

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